遮光瓶 色による遮光率の違い

遮光瓶 色による遮光率の違い・・・どの色が一番いいの? 遮光瓶の色



「エッセンシャルオイル(精油)を保存する遮光瓶の色は、何色が良いのでしょうか?」


というご質問を頂くことが時々あります。


遮光瓶はその名前の通り、「光を遮って」エッセンシャルオイル(精油)キャリアオイル等の内容物を守るための容器です。エッセンシャルオイル(精油)もキャリアオイルも光が当たると品質劣化のスピードが上がってしまうため、保存する際に光を遮ることは大変重要です。


一般に売られている遮光瓶は「茶色」「青色」のものが多く、時折「緑色」のものも見かけることがあります。各種メーカーのエッセンシャルオイル(精油)もこの3つのいずれかの色の遮光瓶に充填され、販売されていることが通常です。


見た目の好みは人それぞれだと思いますが、「品質保持の観点」から言って、どの色の遮光瓶が一番良いのでしょうか?当然ながら、一番遮光性の高い色が一番良いということになりますが、 ここで重要なのは「どの波長の光に対する遮光率が高いか」という点です。


光は波長の長さに応じて「紫外線」「可視光線(目に見える光)」「赤外線」の3つに分けることができます。 このうち、最もエッセンシャルオイル(精油)の品質にダメージを与えるのが「紫外線」です。紫外線は波長が400nm(ナノメートル)以下の不可視光線で、人間にとって有害であることがよく知られていますが、エッセンシャルオイル(精油)やキャリアオイルも同様に、紫外線に当たると著しく品質劣化のスピードが上がってしまいます。


以下の3つのグラフは、「茶色」「青色(ブルー)」「緑色」の瓶の、各光の波長に対する遮光率を表したものです。


(1)茶色の遮光瓶

以下の表を見ると、茶色の遮光瓶は、波長400nm以下の紫外線をほとんどカットできていることがよく判ります。とても優秀な遮光瓶と言えます。


光の透過率(茶色の遮光瓶)

(2)青色の遮光瓶

次に青色の遮光瓶です。紫外線、特に紫外線の中でも波長の長い「UV-A」(320-400nm)に対する遮光性がかなり悪いのが見てとれます。


光の透過率(青色の遮光瓶)

(3)緑色の遮光瓶

次に緑色の遮光瓶です。緑色の遮光瓶は紫外線に対する遮光率は茶色の瓶に劣らないぐらい良好ですが、波長400nm以上、800nm以下の可視光線に対する遮光性は茶色の瓶よりやや劣っています。可視光線も紫外線ほどではないにせよ、エッセンシャルオイル(精油)の品質劣化に影響します。


光の透過率(緑色の遮光瓶)

結論としては、


「エッセンシャルオイル(精油)やキャリアオイルの保存には、茶色の遮光瓶が最も適している」


ということになります。もちろん、これは光にさらされた場合は青色の遮光瓶に入っている「相対的に品質劣化が早くなる」ということで、青色の遮光瓶に入っているとエッセンシャルオイル(精油)がすぐにダメになるということではありませんので、今青色の瓶を使っているからといって過度に心配される必要はありません。

どの色の遮光瓶を使っていたとしても、室内のなるべく光のあたらない場所に置いておけば大きな問題になることはありません。(詳しくは → エッセンシャルオイル(精油)の保存方法)


ただ、太陽の光は避けたとしても、蛍光灯など室内照明でも紫外線は少し発生しています。見た目よりも保存性をより重視して遮光瓶を選びたい方は、茶色の遮光瓶をお使い頂くのがお勧めです。




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