エッセンシャルオイル(精油)ってどこで生産、製造されるの?

エッセンシャルオイル(精油・アロマオイル)

「アロマテラピー」という言葉がフランスで生またことは、ルネモーリス・ガットフォセの紹介ページでも述べましたが、近代アロマテラピーはフランスとイギリスを中心とするヨーロッパで発展しました。現在でも主要なエッセンシャルオイル(精油)のメーカー、ブランドはヨーロッパのものです。 このため、ユーザーの中にはエッセンシャルオイル(精油)はフランスやイギリスで植物から抽出され、製品化されていると思っている方が結構多いようですが、これは誤解です。


エッセンシャルオイル(精油)の抽出は、通常原料作物が育つ場所のすぐ近くで行われます。エッセンシャルオイル(精油)の原料は、その原料作物が育つのに適した気候と環境を持つ土地でしか生育しないため、当然ながら原料の産地は世界各国に散らばっています。寒い地域ではレモングラスパチュリーは育ちませんが、逆に暖かすぎる土地ではラベンダーペパーミントを栽培することはできません。また、種類によっては野生の植物を原料として使用するものもあり、インドのサンダルウッドのように、そもそも生育している場所が限られているものもあります。


各オイルは生育場所から収穫、採取された原料をその場で抽出して、ボトルに充填され、イギリスやフランスのメーカーの元へ運ばれた後、品質検査などの過程を経て、小さな瓶に再度充填されて市場に供給されます。植物原料そのものを産地から遠くへ輸送するという通常ありません。輸送せずに栽培地のすぐ近くで原料からオイルを抽出するのには、以下のような理由があるためです。

(1)収穫後、新鮮なうちにエッセンシャルオイル(精油)を抽出する必要がある

作物を収穫した後、どのぐらいの時間でエッセンシャルオイル(精油)を抽出するかは、オイルの品質を大きく左右します。多くのエッセンシャルオイル(精油)は、収穫後すぐに抽出しないと、まともな品質のオイルが得られません。(中には、ある程度時間を置いて乾燥させてから抽出する必要があるオイルもあります。)

(2)輸送コストの問題

エッセンシャルオイル(精油)は原料植物のごく一部にしか含まれていません。オイルの抽出前に膨大な量の原料植物自体を輸送するのは、大変コストがかかります。このため、蒸留所は収穫する畑のすぐ近くに作られているのが通常です。


(3)汚染を避けるため

原料植物を長距離輸送すると、どうしても様々な物質に晒されて汚染されるリスクが高まり、オイルの品質に影響します。このため、輸送距離はできるだけ短くすることが求められます。


こうした理由から、エッセンシャルオイル(精油)の蒸留(オイルの種類のよっては、圧搾、または溶剤抽出)は原料作物の栽培地で行われています。


水蒸気蒸留の原理

水蒸気蒸留の原理

水蒸気蒸留の原理自体は単純ですが、蒸留器の材質、蒸留の時間や圧力のコントロールなど様々な要素がエッセンシャルオイル(精油)の品質に影響します。 このため、原料の品質だけでなく蒸留事業者の技術も生産されるオイルの質を左右します。


エッセンシャルオイル(精油)の蒸留器

エッセンシャルオイル(精油)の蒸留器

これはかなり小さなタイプの蒸留器です。大量に生産されるラベンダーやペパーミントなどの場合、巨大な蒸留器を収穫期の間中何台もフル稼働させてエッセンシャルオイル(精油)が生産されるのが通常です。



エッセンシャルオイル(精油・アロマオイル)一覧



ページの先頭へ戻る
COPYRIGHT © エッセンシャルオイル(精油・アロマオイル)のお店 Tea-treeの森 All rights reserved.