アロマのやさしさ スキンローション開発物語

6. 製造中3回に渡る検査 全てで無菌状態を確認して出荷

活性炭処理の後も、厳密に定められた順序、温度、時間を守って各原料が加えられていき、化粧水が完成に向かいます。この間、常に釜の状態をチェックし、厳しい衛生管理の施された製造室で製造は進みますが、出来上がった化粧水が本当に無菌状態で、充分な安定性を備えているかどうかの確認が不可欠です。

「アロマのやさしさ スキンローション」では、この検査を製造工程中3回に渡って行います。

完成した化粧水は、製造釜からバルク容器と呼ばれる大きな器に移され、温度管理のされた保存室に運ばれます。まず、この時少量のサンプルを採取し、検査のために直ちに上階の研究室へ運びます。

サンプルは匂いや色、手触りなどの確認を行った後、様々な検査項目をチェックし異常がないことを確認します。ところが、もしこの時点で微量の菌に汚染されていても、それを見つけ出すことができない場合があります。菌の数が少なすぎると検査で検出することができないからです。

無菌状態を確認して出荷

サンプルの検査

そのため、菌が最も繁殖しやすい温度下でサンプルを48時間培養します。培養した後に再度検査し、菌が検出されなければ、製造された化粧水が全くの無菌状態であることを確認することができます。

その後、更に5日間の時間をあけてから、ボトルへの充填工程に入ります。この充填工程開始時に、充填機から最初に出てくる化粧水から再度サンプルを採取して、2度目の検査を行います。これは、5日間経っても化粧水に異常な変化が発生していないことと、充填機内に菌の汚染がなかったことを確認するものです。更に、充填工程の最後に3度目のサンプルを採取し、同様の検査を行います。最後の検査は、充填工程中にも菌の汚染がなかったことを確認するためものです。

無菌状態を確認して出荷

無菌状態を確認して出荷

合計3回のサンプルが全ての項目の検査に合格し、培養後にも菌の検出がなかったことを確認して、始めて商品は工場から出荷されます。サンプルは記録のため、商品出荷後も保存されます。

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