ノンラウリン石鹸 アロマのやさしさ開発物語

2. 無理やり泡立ちを良くしようとすると・・・

「泡立ちの良い石けん」=「お肌に良い洗顔石けん」という消費者の持つ根強いイメージに合わせた物を各メーカーが競って作っている日本の洗顔石けんの現状・・・

そんな中で発生したのが、「加水分解コムギ」のアレルギー被害でした。

ある洗顔石鹸に配合されていた「加水分解コムギ」という成分が原因で、沢山の人にアレルギー被害が発生し、2011年にはテレビでも大きく報道されました。この石けんの長期使用で小麦アレルギーになった人の中には、「小麦の入った食べ物」を食べただけで目や鼻がひどく腫れる等、重い症状が出るようになってしまった方も少なくありません。中には、命に係わりかねない強いアレルギー反応が出る方もおられるようで、大変お気の毒な話です。

「加水分解コムギ」は元々保湿剤として開発された粉末状の成分です。実は以前からいろいろな化粧品(60商品以上)に配合されていたものの、特に問題は起こっていませんでした。ところが、後にこの成分を石鹸に沢山入れれば入れるほど泡立ちが良くなり、「しっかりしたモチモチ泡」が簡単に作れる石けんになることが判りました。本来の目的と違った利点が見つかったわけです。

「簡単にしっかりした固い泡が作れる」ことをアピールして消費者の目を引く宣伝を考えたていた販売会社は、異例の高濃度で「加水分解コムギ」を配合することにした上、より泡立ちを良くするために、他では採用されていなかった独自製法の「加水分解コムギ」を使ったようです。結果、成分が目の粘膜などから多量に吸収され、アレルギーに繋がったと考えられています。(※注)

消費者の目をひく「モチモチ泡」、「弾力のある固い泡」が簡単にできる石鹸を追求するあまり、こうした無理を重ねたことが、アレルギー被害の背景にあったのです。

もちろん、今では危険性が広く知られていますので、「加水分解コムギ」 を配合した石鹸は市場で見かけません。それでも相変わらず多くの洗顔石けんが、「泡立ちの良さ」を強調しています。

では 「加水分解コムギ」のような特殊な成分を使わずに、 そうした石鹸はどのように作られているのでしょうか? 

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