ノンラウリン石鹸 アロマのやさしさ開発物語
6. 市販の石鹸に対する疑問を出発点に開発・・「ノンラウリン石鹸 アロマのやさしさ」
こうした日本の洗顔石けんに対する疑問を出発点にして、私たちは独自の洗顔石けんの開発に取り掛かかりました。
「ノンラウリン石けん アロマのやさしさ」の開発では、ラウリン酸のような「泡立ちの良さ」と引き換えにお肌に大きな負担を与える成分を一切使うことなく、洗顔石鹸にとって最も大切な「お肌に負担をかけずに、汚れだけをしっかり落とす」ことを第一に考えました。
石鹸の原料となる脂肪酸(植物油に含まれる成分)の中では、ラウリン酸を使った石鹸がお肌への負担が最も大きくなります。これは、ラウリン酸を使った石鹸は皮膚への吸着度が高い上に、浸透速度がとても速いためです。
また、以下の表でラウリン酸よりも上に書かれている成分で作られた石鹸も、比較的お肌への負担が大きくなることが知られています。「ノンラウリン石鹸 アロマのやさしさ」では、お肌に負担を掛けない石けんにするため、ラウリン酸より上の成分は使わずに、表の線より下の脂肪酸だけを使って開発を進めることにしました。
ここで、「ただラウリン酸を使わない」というだけでは、単に「泡立ちが悪い石鹸」になってしまいます。泡立ちが悪すぎる石けんは、洗顔中にお肌を摩擦から守れないので、もちろん「一定以上の泡立ちの良さ」は必要です。
「ノンラウリン石けん アロマのやさしさ」は、お肌に負担のかかる成分に頼ることなく、一定の泡立ちの良さが得られるように、原料(脂肪酸)の組み合わせとバランスを少しずつ変更しながら、試作と試用を繰り返していきました。さらに、アミノ酸シャンプー「アロマのやさしさ」でも使用しているグルタミン酸系のアミノ酸洗浄成分を配合することで、保湿力を持たせ、更にお肌に優しい洗顔石鹸に仕上げていきました。
こうした考えの上に試作と試用を繰り返し、1年以上の開発期間の後、私たちが持つ日本の洗顔石鹸への疑問に対する「答え」として作り上げたのが「ノンラウリン石鹸 アロマのやさしさ」です。
当然ながらモコモコした固い泡が簡単にできる石けんではありませんが、お肌を優しく洗うには十分な泡立ちの良さを確保しています。また、箱の中には洗顔ネットを同封していますので、それを使って頂くとよりしっかり泡を作って頂くことができます。
毎日使う洗顔石鹸に隠されているラウリン酸のような成分の負担は、日々の洗顔の時には全く感じないものです。そのため、その負担は知らず知らずの間にお肌の中に蓄積していくことになります。
簡単にクリーミーに泡立つ石鹸は、確かに使っていても心地よく、「お肌に良い洗顔を行っている」という気分にさせてくれるかもしれません。ですが、その負担は5年後、10年後に大きな差となって現れてくるはずです。
表面的、短期的なことに惑わされることなく、長期的な視点に立ってスキンケアを実践し、お肌の健康を維持していきたいとお考えの方に、自信を持ってお勧めできる洗顔石けんとして、この「ノンラウリン石けん アロマのやさしさ」を私たちは完成させました。是非、一人でも多くの方にお使い頂いて、この石けんの良さを感じとって頂ければ幸いです。
- ノンラウリン石鹸 「アロマのやさしさ」全成分です
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詳細 石ケン素地 原料となる脂肪酸に「ラウリン酸」を使用していません。使用してい植物油、脂肪酸は以下のもののみです。
パルミチン酸・ミリスチン酸水 精製水を使っています。 スクロース(ショ糖) サトウキビや砂糖大根の煮汁から採れる糖類。甘味料として広く使用されています。「アロマのやさしさ」では保湿の役目を果たします。 グリセリン 植物油などから得られる保湿成分。医薬品、食品にも使われます。 エタノール 植物油と脂肪酸、水酸化ナトリムを反応させて石鹸本体を作る際に使用します。 ラウロイルグルタミン酸Na アミノ酸系洗浄成分。アミノ酸の一種、グルタミン酸系成分で、お肌を保湿する働きがあります。 ラベンダー油 ラベンダーの天然精油(詳しくは→ ラベンダー油) ニュウコウジュ油(フランキンセンス油) フランキンセンス(乳香)の天然精油(詳しくは→ フランキンセンス油) ニオイテンジクアオイ油(ゼラニウム油) ゼラニウムの天然精油(詳しくは→ ゼラニウム油) オレンジ油 オレンジの天然精油(詳しくは→ オレンジ油) オニサルビア油(クラリーセージ油) クラリーセージの天然精油(詳しくは→ クラリーセージ油) ベルガモット果実油 ベルガモットの天然精油(詳しくは→ ベルガモット油)
(※光毒性は発揮されない濃度で配合していすので、ご安心下さい
詳しくは→ エッセンシャルオイルの光毒性について)エチドロン酸Na キレート剤。水道水中の金属イオンを不活性化します。食品や医薬品(骨粗しょう症の治療薬)にも使われています。