アミノ酸シャンプー アロマのやさしさ開発物語

2. 買う人はこれがどういう成分かわかりませんから・・・

市販のシャンプーの作られ方に対する疑問を出発点に、独自のシャンプーの商品化にとりかかることになり、実際に開発・製造を委託するパートナーとなる化粧品工場を探し始めました。これまでも、いくつか商品を開発してきた私たちは、シャンプーの開発もそれほど時間のかからないものだと思っていました。ところが、これは大きな見当違いでした。

開発・製造委託の交渉のために、ある化粧品会社の工場へと足を運び、研究員の方にお会いしました。配合する成分について私たちの考えを詳しく説明したところ、研究員の方から返ってきたのは、次のような言葉でした。

「この成分は入れておかないと使用感が悪くなって、売れなくなってしまいますよ。買う人にはこれがどういう成分かはわかりませんから、大丈夫です。」

最初にこの話を聞いたときは、びっくりしてしまいました。良い商品を作るための専門家であるはずの人がこのような考えを当然のように口にするなんて・・・。

ですが、化粧品業界の事情を知るようになった今では、ある意味無理ないことだとも思えるようになりました。化粧品工場は「数が売れる」見込みのない商品はできるだけ作りたくないのです。試作を繰り返し、薬事法の手続きをとって製品化する。かかる費用は小さなものではありません。工場の設備維持にも相当なコストがかかっています。1つ商品化したらある程度の数が売れてくれないと困ってしまうわけです。

だから、できるだけ「一般受け」するもの、つまり

「使ってすぐに良い感触」が得られる成分を入れたもの

を作りたいわけです。

この後、何社か製造工場を訪問しましたが、同じような答えが返ってくることが多く、私たちの考えどおりのシャンプーの開発・製造を引き受けてくれる工場は、なかなか見つかりませんでした。

「全部の成分に拘る必要はありませんよ。例えば"天然アミノ酸系シャンプー"を作りたければ、ほんの少し植物由来のアミノ酸を入れておけばいいんですよ。」

「シリコンたっぷりのシャンプーでも、植物油とかを少しだけ配合しておけば大丈夫ですよ。うまく宣伝すれば、買う人は植物成分で髪が滑らかになったように思うんです。今すごく人気のあるシャンプーなんか、正にそれですから」

こんな「アドバイス」を頂くこともよくありました。実際にこうした考え方で作られているシャンプーがほんとうに沢山売られています。「短期的な使用感や表面的な美しさを演出するのではなく、本当に安心して使える成分だけを使ったシャンプーを作りたい。」開発委託の交渉を重ねる中で、こうした話を聞けば聞くほど、この思いは強くなっていきました。

アミノ酸シャンプー「アロマのやさしさ」
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