植物精油(エッセンシャルオイル)の取り扱いからはじまりました
私たちハーベストシーズンは2000年に学術研究用の植物精油(エッセンシャルオイル)の取り扱いから始まった会社です。
今では、日常的に親しんでいる人も多い精油ですが、当時はまだ日本での普及が始まったばかりで、使用法や安全性、その作用等について様々な情報が行き交い、少なからぬ混乱があった時期でした。
植物の素晴らしい力を私達に授けてくれるエッセンシャルオイル(精油)ですが、間違った情報に基づいて使い方を誤ると危険なこともあります。
そんな中、植物精油についての正しい知識と情報の普及という点では、私たちにできることがあるのではないかとの思いもあり、2001年にこのウェブサイト「エッセンシャルオイル(精油)のお店 Tea-treeの森」を立ち上げました。
一般の方への販売を始めると共に、エッセンシャルオイル(精油)とアロマテラピーに纏わる正しい情報の普及、発信に力を入れてきました。微力ながら日本でのアロマテラピーの普及に貢献してこられたのではないかと考えています。
とはいえ、精油を実際に日常生活に取り入れることができるのは、それなりの知識を持った愛好者の方です。より多くの一般の方々に植物精油の香りとその働きの素晴らしさに触れてもらいたいとの思いから、精油を配合成分として使った商品の開発に取り組むことになりました。
成分の由来と安全性一つ一つ確認しながら試作と試用を繰り返し、1年4ヵ月の開発期間を経て「アロマのやさしさ」シリーズの最初の商品として販売を始めたのがアミノ酸シャンプー「アロマのやさしさ」です(→「アロマのやさしさ」開発物語)。2007年のことでした。精油の取り扱いが本業であった私たちは、大きな宣伝活動をすることなく静かに販売を始めましたが、口コミで少しずつお客様に知って頂けるようになりました。
今現在も決して「有名なブランド」というわけではありません。それでも、使ってみた方の多くに継続してお使い頂けていることから、2014年にはシャンプーの累計販売本数10万本を超えるまでになりました。
アミノ酸シャンプー「アロマのやさしさ」の後も、様々な商品の開発に取り組んできましたが、本当に納得できるものをつくろうと思うとシャンプーと同じように長い開発期間がどうしても必要です。
シャンプーから2年後の2009年に「アロマのやさしさ ヘアオイル」、翌2010年に「ノンカチオントリートメント」と1つ1つ開発を進めながら、数年に1商品というゆっくりしたペースでシリーズ商品を増やしてきました。
私たちは、売上を大きく伸ばしたり、巨大な会社に成長することは今も考えていません。地味ではありますが、これまでと同じように地道に一つずつ時間をかけて商品開発を行い、私たち自身が納得できるもの、長く継続して使って頂けるものを作って皆様の元へお届けしていきたいと思っています。
株式会社ハーベストシーズン 代表 西尾 達広