アミノ酸シャンプー アロマのやさしさ開発物語
「アロマのやさしさ」の開発を行った研究室
製造ラインの視察中。衛生状態を保つため外部から隔離された環境で充填しています。
作業は抗菌手袋をつけて
1. 本当によいシャンプーを作ると売れなくなってしまう???
「シャンプーは本当に良いものを作ると売れなくなってしまうんですよ。」
わたしたち、ハーベストシーズンが普段取り扱っているアロマテラピー用の精油や植物油(キャリアオイル)を配合したシャンプーの商品化を考え始めたときに、ある化粧品会社の研究員の方に言われた言葉です。
「良いシャンプーを作ると売れなくなってしまう・・・」
私たちにも最初はこの言葉の意味がわかりませんでしたが、しばらくするとその意味がはっきりとわかるようになりました。この言葉の意味は単純です。髪と頭皮の健康にとって、本当に良い成分だけを使ってシャンプーを作った場合、短期的な洗い上がりの良さや使用感が低下してしまうということです。
シャンプーして、短期間で髪質の変化が感じられなかったり、使ったときの泡立ちや使用感が良くなければ、多くの人はあまり良いものではないと感じて使うのを止めてしまいます。本当に良いシャンプーは、時間をかけてゆっくりと髪と頭皮を健康に育てていくものなのですが、残念ながらこのことはなかなか理解されず、使ってすぐにわかる効果ばかりが求められてしまいます。
インターネット上での化粧品の口コミサイトを見ても、「使ってすぐに髪の毛がサラサラになりました」「泡立ちがとてもクリーミーなので気に入っています」といった口コミが書き込まれていたりします。
表面的な使用感や、即効的な仕上がり感に対する消費者の需要に応えるシャンプーを作るため、泡立ちが良く爽快感のある洗浄成分(硫酸系・スルホン酸系成分)、髪に吸着するシリコンやコーティング剤、増粘剤、パール化剤など、本当は頭皮と髪の健康にとって良くない成分がたくさん配合されます。
こうしたシャンプーの使用は、短期的な使用感や髪質がすぐに改善されたという「感触」と引き換えにして、本当に頭皮と髪に必要なものを犠牲にしてしまっているわけです。
良いものを作ると売れなくなる。だから良くないとわかっているものを加えて作る。市販シャンプーの持つこうした問題点に対する疑問が、「アロマのやさしさ」開発の出発点でした。