「アミノ酸シャンプー」の原料、アミノ酸って何?

アミノ酸シャンプー「アロマのやさしさ」

アミノ酸シャンプー」に含まれる「アミノ酸洗浄成分」とは、非常に簡単に言うと、アミノ酸成分を加工して「水」と「油」の両方に結びつく性質を帯びさせ、洗浄力を持たせたものです。


では、そもそもその原料になっている「アミノ酸」とは一体何でしょうか?


アミノ酸とは、厳密に説明すると「アミノ基とカルボキシル基の両方の官能基を持つ有機化合物の総称」という小難しい定義になりますが、より一般的には「タンパク質を作っている成分」として知られています。


「アミノ酸」が最初に発見されたのは、1806年のことでした。フランスでアスパラガスの芽からアミノ酸が初めて発見され、「アスパラギン」と名付けられました。それ以降「システィン」「ゼラチン」「グリシン」と、次々と新しいアミノ酸が見つかり、1935年までに、タンパク質を構成するアミノ酸の全てが見つかっています。


アミノ酸によって作られるタンパク質は人間の身体にとって不可欠な要素です。人間の身体は約65%が水でできていますが、その次に多い構成要素ががタンパク質です。タンパク質は人間の身体の15~18%を占めています。水を除いて考えると、私たちの身体は約半分がタンパク質でできているということになります。


タンパク質は人間だけではなく、あらゆる動植物にとって不可欠なものです。生命の設計図である遺伝子、DNAもタンパク質からできています。タンパク質を構成するアミノ酸は、正に「地球上のあらゆる生命の素」と言える成分なのです。


自然界には、500種以上のアミノ酸が存在しますが、私たち人間の身体のタンパク質を構成するアミノ酸は全部で20種類のみです。この20種類が複雑に組み合わさることによって、さまざまな種類のタンパク質が作られています。


20種類のアミノ酸のうち、人間の体内で合成することができる11種類のアミノ酸を「非必須アミノ酸」と呼び、体内では合成することができず、必ず食事からとる必要がある9種類を「必須アミノ酸」と呼びます。


タンパク質を構成するアミノ酸
(アミノ酸シャンプーの成分の元となる代表的なものはオレンジ色で表示)

タンパク質を構成するアミノ酸
3文字略号/1文字略号 分子式 分子量 分類
非必須アミノ酸
アスパラギン(Asparagine) Asn/N C4H8N2O3 132.12 酸性アミノ酸アミド
アスパラギン酸(Aspartic acid) Asp/D C4H7NO4 133.10 酸性アミノ酸
アルギニン(Arginine) Arg/R C6H14N4O2 174.20 塩基性アミノ酸
グルタミン(Glutamine) Gln/Q C5H10N2O3 146.15 酸性アミノ酸アミド
グルタミン酸(Glutamic acid) Glu/E C5H9NO4 147.13 酸性アミノ酸
グリシン(Glycine) Gly/G C2H5NO2 75.07 脂肪族アミノ酸
プロリン(Proline) Pro/P C5H9NO2 115.13 イミノ酸
システイン(Cysteine) Cys/C C3H7NO2S 121.15 含硫アミノ酸
チロシン(Tyrosine) Tyr/Y C9H11NO3 181.19 芳香族アミノ酸
セリン(Serine) Ser/S C3H7NO3 105.09 オキシアミノ酸
アラニンAlanine Ala/A C3H7NO2 89.09 脂肪族アミノ酸
必須アミノ酸
バリン(Valine) Val/V C5H11NO2 117.15 脂肪族アミノ酸
ロイシン(Leucine) Leu/L C6H13NO2 131.18 脂肪族アミノ酸
イソロイシン(Isoleucine) Ile/I C6H13NO2 131.18 脂肪族アミノ酸
フェニルアラニン(Phenylalanine) Phe/F C9H11NO2 165.19 芳香族アミノ酸
メチオニン(Methionine) Met/M C5H11NO2S 149.21 含硫アミノ酸
リジン (Lysine) Lys/K C6H14N2O2 146.19 塩基性アミノ酸
トリプトファン (Tryptophan) Trp/W C11H12N2O2 204.23 芳香族アミノ酸
ヒスチジン (Histidine) His/H C6H9N3O2 155.16 塩基性アミノ酸
スレオニン(トレオニン)
(threonine)
Thr/T C4H9NO3 119.12 オキシアミノ酸

この中で、アミノ酸シャンプーに含まれる洗浄成分の素になるアミノ酸としてよく使用される代表的なものが、「グルタミン酸」「アラニン」「グリシン」です。


グルタミン酸は、昆布やチーズ、椎茸など多くの食品に含まれる成分で、「うま味成分」の代表的なものです。昆布から美味しい出汁がとれるのは、グルタミン酸が豊富に含まれているためです。グルタミン酸から得られる洗浄成分を使ったアミノ酸シャンプーには、少しぬるついた質感がありますが、これは昆布の質感と同じもので、頭皮や髪にとっては保湿の機能を果たしてくれるものです。


アラニンも同様に「うま味成分」の一つで、豚肉や海苔、ホタテ、大豆等に多く含まれています。肝臓の働きを助けるアミノ酸としても良くしられ、健康食品や医薬品の原料としても広く使われています。


グリシンは食品として様々な有益な働きがあることから、最近はサプリメントとしてよく知られるようになってきました。グリシンは大変甘い味のする成分で、天然の食品ではイカ、カニ、エビ、豚肉などに含まれています。


このようなアミノ酸を素にした洗浄成分から作られるアミノ酸シャンプーは、硫酸系(ラウリル硫酸、ラウリル硫酸、パレス硫酸等)やスルホン酸系(オレフィン・スルホン酸など)成分を使ったものとは全く異なり、頭皮に優しいシャンプーになるというわけです。



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