ノンラウリン石鹸 アロマのやさしさ開発物語

4. 「固い泡神話」・・・海外では?

「加水分解コムギ」のような特殊な成分を配合しているか、ラウリン酸を高濃度で配合しているか・・・。いずれにしても、簡単にモコモコ泡が出来てしまうような石鹸には、どこかにお肌に負担のかかる「無理」が隠れている可能性があります。

そもそも日本ではどうしてこんなに「泡立ちの良い石けん」=「お肌に良い洗顔石鹸」といった考えが根強いのでしょう? その背景には、いわゆる「泡洗顔」という考え方が数年前から広まったことがあるようです。つまり、「洗顔中に手で直接顔を擦ってしまうと、摩擦でお肌に負担がかかってしまうので、手ではなく『泡』で顔を擦って洗顔しましょう!」という洗顔方法です。中には「洗顔中は手で直接顔を擦っては絶対にダメ! 泡だけが触れるように洗う事! 」といった、極端な情報まであるようです。

こうした情報の通りに顔を洗おうとすると、どうしても「しっかりとした固いモチモチ泡」が必要になります。泡が柔らかいとすぐに潰れてしまうので、手で擦らずに洗顔することができなくなるためです。結果として、楽に泡立って、しっかりとした固い泡が作れる洗顔石けんが求められることになります。

洗顔中に過度な摩擦で顔に負担を掛けないようにしなければいけないのは確かです。そのため、石けんには摩擦を減らす泡立ちの良さが一定程度求められます。

ですが、そもそもお肌に負担を掛けないための「泡」なのに、その泡を作る成分がお肌に負担のかかるものであれば、全くおかしな話で、正に「本末転倒」です。

疑問に思ったので、海外でも同様の情報が流れているのかインターネットで調べてみました。結果、「洗顔料にとって泡立ちが大切」という情報はありましたが、日本のように際立って固い泡を作らなければならないと訴えたものは見つかりませんでした。

ましてや、「泡だけで顔を洗わないといけない! 手で擦ってはダメ! 」といった情報は時間をかけて探しても見つけることができませんでした。唯一見つかったのは「日本では泡だけで顔を洗う『泡洗顔』というものが流行っているらしい。」といった、外国のちょっと変わった情報(?)として紹介されているものでした。

私たちの英語力の問題かも知れませんので、念のためアメリカ人のお友達とアメリカに住んでいる日本人の友人に頼んで情報を探してみてもらいましたが、結果は同じでした。どうも日本だけが特殊な状況のようです。「ガラパゴス状態」と言ってもよいかもしれません。

日本ではここ数年の間、インパクトのある写真を使って「泡立ちの良さ」をアピールする宣伝手法が広く行われてきました。実際、そうした広告を行った商品の中には、アレルギー問題を起こした石けんのように商品として大ヒットしたものがいくつもあります。そうした日本独自の流れを経て、国内では泡立ちの良い洗顔石けんでないと、なかなか売れない状況になっていったようです。

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