アロマスプレーの作り方エッセンシャルオイル(精油)の使い方
お気に入りの香りでお家を爽やかにリフレッシュしたい時、風邪の流行る季節にお部屋の空気を清潔にしたい時、お客様の訪問前に急いで臭いをデオドラントしたい時、梅雨のカビ除け、夏の虫除け、ダニ対策・・・ いろんな目的で便利に使えるのがエッセンシャルオイル(精油)を使って作るスプレーです。
使い方
スプレー付き遮光瓶に水(ルームスプレーの場合は、は水道水でもOKです)を入れ、その上からエッセンシャルオイル(精油)を落とします。エッセンシャルオイル(精油)は性質上水には溶けず、表面に浮きます(一部の精油は沈みます)。使用前にエッセンシャルオイル(精油)の成分がに水中に拡散するよう、毎回よく振ってから、スプレーするようにしてください。
- スプレーの作り方(1)
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- スプレー付き遮光瓶に水50mlを入れる
- その上からエッセンシャルオイル(精油)を合計10〜20滴落とす
- 毎回良く振ってから、お部屋にスプレー♪
- 精製水と無水エタノール
- アロマテラピーでスキンローションなどの手作りコスメを作る場合には、水道水ではなく精製水やミネラルウォーター、芳香蒸留水(フローラルウォーター)を使いますが、このページで紹介するスプレーはスキンケアが目的ではありませんので、水道水でOKです。(スキンローションの場合は、殺菌用の塩素などお肌に好ましくない物質が含まれてる水道水は使用しません。)
また、スキンローションを作る場合、エッセンシャルオイル(精油)と精製水を完全に混ぜ合わせるために、通常無水エタノールを使います。このページで紹介する用途で使うスプレーは、毎回使用前によく振るようにすれば、エタノールを使わなくても特に問題ありませんが、完全に材料を混ぜ合わせたものを使いたいという方は、右のレシピにように無水エタノールを使ってスプレーを作ってください。
- スプレーの作り方(2)
無水エタノールを使う場合 -
- スプレー付き遮光瓶にエタノール5mlを入れる
- その上からエッセンシャルオイル(精油)を合計10〜20滴落として、良く振ります。
- 水を45ml入れ、更に良く振ってからお部屋にスプレー♪
注意すること
- 毎回使用前によく振る(無水エタノールを加えない場合)
- エッセンシャルオイル(精油)は性質上水には溶けず、水の上に浮きます(一部の精油は沈みます)。無水エタノールを使わずにスプレーを作った場合は、必ず使用前によく瓶を振って、エッセンシャルオイル(精油)を全体に拡散してから、スプレーするようにしてください。
- 容器について
- エッセンシャルオイル(精油)は種類によっては、プラスチックを溶かす場合があるので、アロマテラピーで使用する容器は通常ガラス製のものを使いまが、ルームスプレーなどスキンケア以外の目的で使う場合は、代わりにプラスチックのものを使っても差し支えないでしょう。エッセンシャルオイル(精油)は希釈されていれば、それほど短期間のうちにプラスチックを溶かすわけではありません。お肌に対して使うのでなければ、軽くて使いやすいプラスチック製のものでも大丈夫です。但し、「ポリエチレン製(PE)」の容器を使ってください。ポリプロピレンやポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどの素材でできたものは、短時間のうちに溶かしてしまう場合がありますので、注意してください。
目的別エッセンシャルオイル(精油) アロマスプレー
アロマスプレーで使う場合の、目的別お勧めのエッセンシャルオイルです。
- お部屋を爽やかな香りにしたい
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- サイプレス
- シダーウッド・バージニアン
- パイン
- ローズウッド
- ジュニパー・ベリー
- ラベンダー・フレンチ
- ラベンダー・ファイン(ハイアルト)
- クラリーセージ
- マージョラムスイート
- カモミール・ローマン
- オレンジ・スイート
- ベルガモット
- レモン
- グレープフルーツ
- レモングラス
- ペパーミント
- ティートゥリー
- ユーカリ
- タイム・ホワイト
- ローズマリー
お部屋に爽やかな香りを漂わせたいときは、どれでもお好きなエッセンシャルオイル(精油)を選んで使ってください。一つのオイルを単独で使っても、2、3種類ブレンドして使ってもOKです。
- タバコやペットの臭いを消したいとき
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ユーカリ、レモングラスを1:1の割合でブレンドすると特に効果的です。殺菌消毒作用があり、クールで強い香りのユーカリが臭いを消臭し、レモングラスの鮮烈な香りがマスキングとしてし働いてくれます。
- お客様をお家に招くとき(ウエルカムフレグランス)
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香りの好みは人によって大きく異なるものです。お客様のウェルカム・フレグランスは、柑橘系等、比較的万人に好まれるタイプの精油をお勧めします。お家の臭いが気になるときは、消臭作用の高いユーカリやティートゥリーをプラスするのがお勧めです。
- お部屋の空気を健やかにしたい
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強い香りが好ましくないシチュエーションには、香りの優しいカユプテ、マヌカがお勧めです。
- 虫除けスプレー(夏の蚊対策)
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上記のいずれか、または複数で作ったスプレーを露出しているお肌に満遍なくスプレーしてください。これらの精油の香りがする場所には、蚊は近づくことができないので、蚊除けスプレーになります。香りがなくなると効果がなくなりますので、時々スプレーするようにしてください。
●3歳未満のお子様には使用しないで下さい。
●上記精油を使って、スプレーの代わりに蜜蝋クリームを作って使えば、香りが持続しますので、より長持ちする虫除けになります。)
- カビ除けスプレー
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エッセンシャルオイル(精油)を使ったスプレーは、強い化学薬品を使った市販のカビ取りスプレーよりも安心してお使いいただくことができます。お風呂場など、カビの生えやすい場所をお掃除した後にスプレーを毎回吹き付けておくと、カビの発生を防ぐことができます。既にカビが生えて黒ずんだところには、スプレーして10分以上おいた後ブラシでこすって下さい。効果が弱い場合は、エッセンシャルオイル(精油)の量を少し増やして使ってください。
- ダニ除けスプレー
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上記のいずれか、または複数を使ってスプレーを作り、畳やカーペットにスプレーしてください。